講演テーマ「チャレンジ」
9月14日、団から照会がありましたサッカー日本代表の岡田武史前監督の講演会へ行ってきました。
2回のW杯での経験、多岐に渡るエピソードから、いろいろな視点で指導論を楽しくも厳しく語っていました。その中で特に印象に残った講演内容を紹介いたします。
◎フィロソフィー(哲学)のキーワード
サッカーを指導するに当たり幾つかのフィロソフィー(日本代表チームがどうあるべきか)のキーワードについての話です。
一つ目はエンジョイ(楽しもう)
サッカーを始めたときの喜びを忘れないで楽しんでサッカーをする事です。
ミスをおそれ守りに入る選手ははだめになります。自分の責任でリスクを冒すことが伸びるポイントです。シンプルにボールを回せと言うけれどドリブルをするなとは言わないそうです。この場面でパスなのかドリブルなのかコーチが決めてしまうと脳の思考回路上ノッキングを興し動けなくなってしまいます。自然に条件反射のように動けるようになれば素晴らしいプレーへと繋がるのです。
言われたことをきちんとやってリスクを冒さないサッカーなんてやっていても見ていても面白くないと投げかけていました。確かにその通りだと感じます。
二つ目はアワチーム(俺たちのチーム)
このチームは誰のチームか考えて欲しいということです。自分達のチームなのだから、人任せにせず、みんなで声を出すことが大切です。一人ひとりがチームのために声を出すのです。自分が声を出さないで誰が出すのか?自分ひとりくらい出さなくても解らないと思う気持ちがチームをダメにしてしまうのです。
三つ目はコンセントレーション(集中)
今できる事に集中する。先のことを心配して集中できないのはだめなのです。
負けたらどうする?ミスしたらどうする?というような余計なことを考えず今できることに集中する事が大切なのです。最後は開き直ることが人生の極意となるのです。
四つ目はコミュニケーション(意思疎通)
岡田さんは選手とはほとんど話さないそです。でも、常にどの選手も見て考えています。そして、一言「あの時のプレーは良かった」と常に見ていることを伝えるような信号を送る事が大切だと言います。
五つ目はチームワーク
チーム全員が仲良くなることに越したことはないけれど、恐らくめったに、全員が仲良くなることはあり得ないと思います。仲が悪くてもお互いを認め合うことがチームワークだと言っていました。究極の原点はあいさつだと言います。
あいさつをすることでお互いを認め合うきっかけが作れるのです。
そんないろいろな仕掛けをしてチームを作ってきたのだそうです。
◎淵黙雷声(へんもくらいせい)
悟りとは何かを問う前に修行して一歩でも悟りに近づけということだそうです。
昔むかし…最澄が密教について知りたいから密教について書かれた巻物を貸して欲しいと空海に頼んだことがありましたが、その時空海は密教は言葉では教えられないとその申し出を断ったと言われています。
言葉がどんなに素晴らしくてもそれを頭で理解できたとしても自らの経験としてわかるまでは何の意味も持ちません。
同じ意味で「百言一行に足りず」という言葉がありますがどんなに素晴らしい言葉も一つの行いには敵わないのだと思います。
以上のことから若い人に向けて岡田さんは最後にどんなことでもいいから目標を作ってチャレンジして欲しいと言っていました。
◎人間万事塞翁が馬
いいことと思えることが災いとなったり災いと見えることが本当はいいことであったりすることです。
要するに結局人間のような小さな存在には何が良くて何が悪いのかの判断は出来ないのだと思います。
自分にとってどんなに悪いと思える現象も後になってみたらそれがすべての良い結果への導きであったということなのです。
だから今小さな心でいいと思えたり悪いと思えたりすることに一喜一憂しないですべてに感謝する気持ちを持って今この瞬間に自分が出来る最善の努力をすることが人間として素晴らしい生き方のように思えます。
そして岡田さんはバーレーン戦で負けて以降苦しみと真正面で向き合いながら一歩も逃げずに歩んできたそうです。
バーレーンに負けなかったら今はなかったし、4連敗しなければ今はなかったそうです。簡単に諦めなかったら必ず福が巡ってくるし、偶然の4連敗であり運はどこにでも有のです。敗戦の8割は、ほんの些細なミスからであり100%と言ったら100%やりきらなかったら勝利はできません。いくら攻め込んで良いゲームをしていても1%気を抜くことで負けにつながってしまうのです。そして、岡田さんはついに南アフリカW杯で『秘密の鍵』が手の上にのかっていたと言っています。サッカーでも人生でもこの『秘密の鍵』は辛くても逃げずに前に進んだ者だけにそっともたらされるものなんです。
『秘密の鍵』…それは自分を信じる力であり自分を赦し、愛する力だと私は感じました。
岡田さんの講演を聞いて非常に感銘を受け内容をまとめ長い講演を一語一語自分の感情とじっくり照らし合わせてみました。
それぞれのチームみんなの夢が必ず現実になりますように、そしてそのプロセスでチームの選手にも『秘密の鍵』がもたらされますようにねがうばかりです。
ガンバレ筑摩野SSS!
2010年9月20日月曜日
岡田武史氏講演会報告
2010年9月12日日曜日
Bリーグ戦第5節
1.Bリーグ戦第5節
2.期日:平成22年9月12日(日)
3.場所:松島中Gr.
4.試合結果:
筑摩野4-0松 島
フレンドリー2試合VS松島
今日のゲームでは彼らそれぞれにたくさんの成功体験をすることができた3試合だったと思います。未だ残暑厳しいコンディションの中で面白いゲームを展開してくれました。特にディフェンス陣の頑張りが目を引きました。早いアプローチ、抜かれた後のカバーリング、相手速攻を遅らせるディフェンスの動き等今まで課題として感じていた事が、かなりの精度で機能していた場面が何プレーか見られました。シュートを撃たせない、よせを早くする意識をもっともっと高めていけばチーム力アップにつながる気がします。
攻撃ではまだドリブルとパスの判断と切り替えがうまく機能しません、どの場面で何を優先していくのか?パスの意識がまだまだ薄い気がします。パスを展開して、パスで崩していくことをもっともっと意識して欲しいと思います。でも勝負できるとろは果敢にチャレンジです。そこの部分が難しいけれど、一つ一つの積み重ねが勝利へとつながるのです。選手それぞれの課題を練習で修正していきましょう。次の目標に向かってガンバレBチーム!
2010年9月7日火曜日
第22回長野市長杯少年サッカー大会結果報告
1.大会名:第22回長野市長杯少年サッカー大会
2.日 時:平成22年9月4日(土)5日(日)
3.場 所:千曲川リバーフロントスポーツガーデン
4.結 果:
1日目予選リーグ
筑摩野2-0篠ノ井SC
筑摩野0-1FCアルピーノ(山梨)
筑摩野0-0芹田SSC
2日目3位トーナメント
筑摩野4-0豊野FC
筑摩野0-1吉田少年SC
筑摩野0-1浅川サッカー教室
総合20位
以上2日間、暑い中での試合でしたが、子供達と共に良い時間を過ごせました。
指導者の方々も、大変お疲れになったと思います。
皆さん、本当にお疲れ様でした。
2010年9月5日日曜日
2010年9月1日水曜日
Aリーグ戦第5節の結果
Aリーグ戦の報告がありました。
1.大会名:Aリーグ戦第5節
2.日 時:平成22年8月29日(日)
3.場 所:開明小G
4.結 果:
筑摩野 0-0 松本北
筑摩野 5-0 南松本
調子が良さそうですね
長野市長杯頑張れAチーム!